妙雲寺
妙雲寺は、800年以上の歴史を持つ臨済宗の古刹。寿永3年(1184)、平重盛の姨の妙雲禅尼、そして平貞能の手により隠世の居として草庵を結び、これが妙雲寺の開基とされています。
そして、正和元年(1312)妙雲寺と改め甘露山の号を付し、寺院を建立したと伝えられています。
その後、文禄2年(1593)落雷のため焼失、元文2年(1737)、時の住職乙道和尚が再建を目指して尽力したが、実現しないうちに逝去。
そして、元文5年(1740)、大鏡禅宜和尚の時に、現在の場所に本堂が再建されました。
寄せ棟造、間口7間(約12.6メートル)、奥行5間(約9メートル)の大本堂で、廻縁には高欄が付けられ、屋根には銅板葺き(再建当時は萱葺き)で、内陣の間などに繁栄が偲ばれます。
寺の本堂および内陣の宮殿が、市指定有形文化財に指定されています。
また、「牡丹を育てる会」の会員が、丹精込めて手入れをしたぼたん園があり、毎年5月には塩原妙雲寺ぼたんまつりが開催されます。
赤やピンク、紫、白、黄色など、境内を彩る色とりどりのぼたんは3,000株以上。
次々に艷やかな大輪の花を咲かせる様は、会期中に、何度訪れても新しい感動と癒やしを与えてくれます。
所在地 | 〒329-2921 栃木県那須塩原市塩原665 |
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利用料金 | 無料(※ぼたんまつりは200円〜400円) |